スペイン人のバケーション、ドイツ

ドレスデンの街にポンと落とされた時、その建物の重厚さに深い感動を受けた、予備知識のなかった私にはそれらの建物が東西統合の後に再建されたものとは知らず、それを知った時には又一段と感動を深めた、第二次大戦で完全に灰燼と化した街を18世紀そのままの姿で再建するのだから凄い。



もっと凄いのは、世界中から182億円もの寄付金が集つまり、2005年10月に工事完了した聖母教会の建物で、瓦礫から掘り出したオリジナルの部材をコンピューターを活用し可能な限り元の位置に組み込む作業はヨーロッパ最大のパズルと評された。統合以前は東ドイツに属し、チェコの国境まで30キロの地点にあるこの街。ドレスデンに限らず日本と同じく戦争で灰燼と化した沢山の街まちが何処も東西統合後に重厚な建物を再建してること、ドイツ国民に改めて敬服する。