スペイン政府公認 在スペイン日本人通訳協会
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 マドリードからわずか50キロ南にcastillaのオアシスと呼ばれるアランフェスがある。本宮の方は最近とみに団体客で込んでいる。従ってその庭園である島の庭園の方も人が多い。人が多いから悪いと言うわけではないがやっぱりこの緑が目にしむ,鳥の合唱なんかが聞こえたりする庭園には静寂が似合う。それで少し離れてはいるが王子の庭園[jardin de principe]の方をお勧めしたい。カラカラに干からびたcastillaの大地にあってここだけは別世界である。ここにも小さな離宮があって農夫の家と呼んでいる。その昔実際に農夫の家があったようだ。こじんまりした離宮だが派手好きなブルボン家だけに中の方は豪華絢爛である。ここに多分私はは世界一ではないかと思うのだが王妃のトイレがあり、その便器たるやプラチナ製である。マリア、ルイサの化粧室と呼んでいる。この王妃かなり身勝手な女性だったようで、他人に非常に厳しく、自分に非常に優しかった人と言われておりその容貌はゴヤが幾度となく描いている。プラド美術館にも何点もあるのだがどれも底意地の悪そうな容貌である。反骨の画家と呼ばれたゴヤだが宮廷画家つまり御用画家である。実物以下には描くわけない。むしろ逆に実際より良く描いたに違いない。にもかかわらずあの鬼面である。想像を絶する性悪女だったに違いない。そのマリア、ルイサ王妃とプラチナの便器、どうにもこうにもすっきりしない組み合わせである。 ゴルド P.S部屋の修復のため化粧室は公開してないかもしれん。 PR |
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